Maria Guleghina Soprano Recital 2001

--- Verdi 没後 100 年記念 Verdi に捧ぐ ---

Tuesday, 27th November, 2001
サントリーホール
19:00 -- 21:45 ?.

Maria Guleghina, soprano ()
指揮: Vjekoslav Sutej ()
東京フィルハーモニー交響楽団

Giuseppe Fortunio Fancesco Verdi (1813 -- 1901)

前半: 19:05 -- 19:50

  1. Ecco l'orrido campo from Un Ballo in Maschera (「仮面舞踏会」 からアメーリアのアリア 「ここがあの恐ろしい場所」)
  2. Overture from Nabucco (ナブッコの序曲)
  3. Anco'io dischiuso un giorno from Nabucco (ナブッコからアビガイッレのアリア 「かつては私の心も喜びに満ちていた」)
  4. Prelude to Act 3 of La Traviata (椿姫第三幕への前奏曲)
  5. Ernani, involami from Ernani (「エルナーニ」 よりエルヴィーラのアリア 「エルナーニよ, 一緒に逃げて」)

20 分休憩

後半: 20:10 --

  1. Ritorna vincitor from Aida (アイーダから 「勝ちて帰れ」)
  2. Overture of La Forza del Destino (「運命の力」 序曲)
  3. La luce langue from Macbeth (「マクベス」 からマクベス夫人のアリア 「日の光が薄らいで」)
  4. Prelude to Act 1 of La Traviata (program 予定外)
  5. Son giunta ! 〜 Madre, pietosa vergine from La forza del Destino (「運命の力」 よりレオノーラのアリア 「とうとう着いたわ 〜 哀れみの聖母よ」)
  6. Overture of I Vespri Siciliani (「シチリア島の夕べの祈り」 序曲)
  7. Tacea la notte placida from Il Trovatore (イル・トロヴァトーレよりレオノーラのアリア 「静かな夜」)

アンコール

  1. 運命の力より, レオノーラのアリア 「神よ平和を与えたまえ」
  2. トスカより, 「歌に生き愛に生き」
  3. Puccini: ジャンニ・スキッキより 「私のお父さん」
  4. (program の #5 の後半部分)
  5. (program の #12)
  6. 滝廉太郎 「荒城の月」 (vocalise, アカペラ)

寒いという予報であったが, それほどでもなかった。 もともとこの recital はドイツ在住の roy 氏が日本にやって来るというので取ったのだったが, 本人が来るのが 12 月にずれ込んだので, 結局来れなくなった。 おかげで席が一つ余り, 荷物置き場となる。 10 年は歯噛みし, 衣を裂いて後悔するがいい (笑)。 ところで, せっかく声楽を聴きに行くので, いつもの可愛いお嬢さんを誘っておいたのだった。 あとで中にはいってみると, この ticket は 9 月初頭に取ったのだが, その時点で三連で B 席だと LA しかありませんと言われていたのだが, RD, LD, C も結構三連で空いていた。 ということは最初から roy の希望した 「B 席で RD, LD, C を取れ」 という要求は不可能だったと思われる。 無理な注文をするなよ (笑)。 因みにさすがに P 席は売らなかったらしい。 大分飛んだが, この 10 年は後悔するというのは, 彼女が言っていたのだった (しろと書いたのは私)。

私は 6:00 頃にはもうとっくに着いていたので, この日健康診断で, 朝食抜きだった私は, サントリーホールの前にある SUBWAY というところで一寸食事を採った。 前に相模大野で割引券をもらっていたので, そこにしてみたのだった。 食べたのは ターキーブレストバランスセットという奴で, ターキーブレストの M, hot tea (S), ミネストローネスープである。 事前に彼女に system については聞いていたのだが, やはり初めてなので戸惑う。

食べ終わって 6:16 着いた旨 mail を入れると 6:17 に歩いて向かっているとの mail が返ってくる。 今日は随分早く着いたみたいだ。

TV 朝日の前は Christmas 仕様の素晴らしい decoration になっており, 彼女に言わせるとまるで France のようなのだそうだ。 私は国外に出たことがないので分からないが。 会場時間の 6:30 になると, サントリーホールをご存じの方は分かると思うが, 入り口の mini pipeorgan が流れ始めるとまるで合わせたように --- 合わせたのかもしれないが --- illumination が点滅したりして美しい光景が展開された。

今回初めてサントリーホールの二階席に着いたが, やはり声楽は反射音が大きく, 歌詞がやや聞き取りにくい。 オケはバランスが一寸悪いが管などはかなり大きく聞こえている。 なんとなくオケの member になったような気分である (笑)。

Maria Guleghina は dramatic soprano であるがものすごい。 大きく張りのある声で, 周りを圧倒する。 特に今回のものでは Nabucco からのアビガイッレのアリア Anch'io dischiuso un giorno と La Forza del Destino からの Son guinta ! 〜 Madre, pietosa vergine が素晴らしい。 Aida の Ritorna vincitor も, 前回聴いたものとは比較にならないくらい素晴らしい。 オケも --- 聴いた位置が違うから比較にはならないが --- 迫力が違う。 Aida はやはりこうでなくてはいけない。 勿論声の大きさで圧倒するばかりではなく, pp の細かいニュアンスも取れ, 感情豊かな aria であったことは書いておかねばならない。

オケも (何故か二回演奏された) La Traviata 第三幕への前奏曲は繊細でニュアンスに富んだ良い演奏であった。 一寸気になったのは 2nd vn top の人が動きすぎ (笑)。 もう一つは良くあることだが, オケの横から見ていたので, 指揮者が口を開けて振っていたのが気になった。

運命の力のアリアでは, org. が使われるのだが, ホールの大 org. の console だけはずして舞台に持って来ていた。 黒瀬さんのお話によると, これは指揮は良く見えるが, org. の音が聞こえるまでに時間がかかるので一寸弾きにくいのだそうだ。

Main の program が終わってからアンコールは 30 分以上も続いた。 何度も舞台上に呼び出され, 花束や presents をもらっていた。 握手もしていた。 それに気を良くしたのかどうかは不明だが 6 曲もアンコールで歌った。 多分そこまでしなくても観客は満足したと思うが, Maria Guleghina の service 精神の旺盛さが良く知れるというものであろう。

私の連れは評して, まるで人間ではないようだ, と言っていた。


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