Aida アイーダ

Tuesday, 23rd July, 2002.
Arena di Verona
21:15 -- 01:00.

Giuseppe Fortunio Fancesco Verdi (1813 -- 1901)

Aida

Text (French フランス語原作): Camille du Locle, based on an original idea of August Mriette Bey (オーギュスト・マリエット・ベイの原案に基づくカミーユ・クローデル).
Libretto (台本) : Antonio Ghislanzoni (アントニオ・ギスランツォーニ)

First Performance on the 24th December, 1871, in Cairo

配役等不詳


今回 Italia に行った理由の一つが, この opera を見るということなので, hotel San Marco に着いた我々は, 結構時間的に苦しかったので, 必要な荷物だけを持って, さっさと出発した。 一応, 夜遅くなるが大丈夫かと, front に確認してもらった。 地図によると結構距離がある。 だからもっと近くの hotel をとりたかったのだが。

長い距離を歩いて, そこのジェラテリアでジェラートをほうばって, 少し歩くと, 何と彼女のサンダルが片方壊れてしまった (そういえばどっちの足だっけ ?)。 近くの店で聞くと, 何と店はもうやってないという ! そこで店の人のすすめで接着剤を買って, つけてみる。 なかなか良さそう。 取り敢えず難を逃れた感じ。

今回は Internet で tickets を買ったので, 先ず e-mail の copy を持って tickets に換えなくてはいけない。 その e-mail とはこんな感じ。

This is the confirmation that your reservation has been accepted: 
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Arena di Verona
Lyric Season 2002
June 21 - September 1st
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AIDA
Music by Giuseppe Verdi
23 July 2002 - h. 21:15

Tickets                         N.    Single price             Total
                                        Euro                   Euro
Poltronissime                   2      139.00                 278.00

Handling charge                                                10.00
                                                              -------
                                     Total for booking        288.00
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PERSONAL DATA
(住所等が書いてあるが秘密)
 

	The tickets are the following:

		2	     Poltronissime                        
		        (code 1-106979-1087)

	Fila/Row 14		Posto/Seat 024
	Fila/Row 14		Posto/Seat 026
		
	Remember that you can collect your tickets at the Arena
	ticket-office Via Dietro Anfiteatro, 6/b in Verona
	from 10 a.m. to 21 p.m. in the same day of event with
	your reservation number: 1-106979-1087 (producing this email).

	Your credit card has been charged of 288.00 Euro

	Best regards. 

Seats の番号が 24, 26 と飛んでいるのが不思議だった。 がそれは舞台の上手側は (少なくとも poltronissime は) 偶数番号で, 下手側が奇数番号になっているということが行ってみて分かった。 ところで彼女がこの e-mail の copy を記念に欲しいといったら駄目だと言われた。 そりゃぁそうだろうな, これをもう一枚出して, 買ったのに券がないとは何事だなどと言われたらたまらないもの。 でも実は僕はもう一枚これの copy を作っておいたので, あとで彼女に上げた。

しかし, 交換場所は分かりにくい上に, わずか二台しか PC がないし, 人数も少なくて, 時間がかかりすぎた。 予約に使った credit card を見せて無事 ticket を得る。 食事をする時間があまりない。 そこで焦って近くの ristrante でパスタをかっこむ。 現地人は priomo, secondo plazzi をちゃんと食べたりしている。 すごい。

入ってみると, さすが poltronissime (一等) は特権階級 (笑) で, 座布団付きの赤い椅子がずらりと並んでいる。 後で分かったが, 一等, 二等の席への出入り口 (gate no. 1) は bar もあるしトイレも別にあるしで, 本当に特権階級のようだった。 二列前に日本人の姿も見える。

ご存じの方もいるだろうが, どらを鳴らして開幕を告げる。 後ろの方から誰だかが拍手で迎えられている。 誰だろう ? それは実はイタリアの首相だった。 今年は, 日本とイタリアと二人の首相と opera を同席したわけだ。 俺もえらくなった (笑)。

最初に舞台の上にも (端役であろうが) 多くの人物が登場してイタリア国歌を斉唱。 客席も皆歌っているが, 楽譜も歌詞もないから僕には歌えない (^_^;;

オケは野外だから仕方がないが, 音が上に抜けてしまう。 歌手の方はある程度気を使っているのかかなりよく聞こえる。

Italia でも携帯の着信音を響かせたり, おしゃべりしたりする連中がかなりいる。 一幕と二幕の間になってやっとそういうアナウンスが入った。 又皆写真を撮っているので, ここではいいのかと思って写真を撮った。 そしたらあとで, 演奏中はやめろと言うアナウンスが入った。 遅いんだよ (^_^;

舞台はこんな感じで絢爛豪華。 只, 噂では象が出ると聞いていたが, 少なくとも今回は出ていない。

歌唱陣は (首相がいる所為か) かなり秀逸。 野外なのに歌詞もかなりはっきり聞き取れる。 後ろの方に月も見えて, かなり素敵。

只, 我々二人はかなり疲れていて, 途中うとうとしたりしてしまった。 やはりもう少し余裕を持って疲れていないときに来ないといけない (笑)。 眠気を覚ますために, 一幕と二幕の間で, 外に出て (出る時に card を渡されるので, それを出せば再入場できる。 この際に ticket はいらない。 只三等以下だとどうだか分からない) コーラを買ってそれを飲んで眠気を紛らわせた。

終了時間は 01:00 くらいだったので, アンコールをやっていたが, 我々は hotel も遠いことだし, そそくさと席をあとにした。 旅行業者に調べてもらったところ taxi は捕まらないとのことだったが, Piazza Brá から Corso Porta Nuova に抜けていくと, taxi の方も慣れたもので, そこで何台も来ていた。 すぐつかまえて乗る。 確か € 7.00 に少し欠けるくらいだったが (確か € 6.44 だと思ったのだが), 払うときの運転手の所作から, (眠かったのでかなり反応が鈍ったが) これは tip を要求しているなと思って, € 3.00 だけ釣りをもらったのだった。

というわけで, 頑張れば hotel が遠くても taxi は拾える。 そんなに高くもないし。 行く人がいたら参考にどうぞ。


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