Fidelio

Saturday, 28th May, 2005.
新国立劇場
15:00 -- 17:45

Ludwig van Beethoven
Fidelio (フィデリオ)
原作: Jean Nicolas Bouilly (ジャン・ニコラス・ブイリ)
台本: Joseph von Sonnleithner (ヨーゼフ・フォン・ゾンライトナー), Stephan von Breuning (シュテファン・フォン・ブロイニンク), Georg Friedrich Treitschke (ゲオルク・フリードリヒ・トライチュケ)

[第三稿, 及び第四番の序曲]

Don Fernando (ドン・フェルナンド): 河野克典
Don Pizarro (ドン・ピツァロ): Peteris Eglitis (ペテリス・エグリティス)
Florestan (フロレスタン): Thomas Moser (トマス・モーザー)
Leonore (レオノーレ): Gabriele Fontana (ガブリエレ・フォンタナ)
Rocco (ロッコ): Hans Tschammer (ハンス・チャマー)
Marzelline (マルツェリーネ): 水嶋 (いくむ)
Jaquino (ヤキーノ): 吉田浩之 (ひろよし)
Erster Gefangener (囚人 1): 水口聡
Zweiter Gefangener (囚人 2): 青戸 (さとる)

新国立劇場合唱団

Michael Boder (ミヒャエル・ボーダー)
東京フィルハーモニー交響楽団


Beethoven の書いた唯一の opera.

新国立劇場からの先行予約の案内が来ていたので, 3/25 に予約を。 2005 年度の仕事のことも考えてこの日を取る。


曇りのち晴れ, 蒸し暑い。

会場の前でぴあの電子チケットの機械があった。

オケピを覗くと弦ばっかりで管が少ない。

全六回の公演の初日。

I 15:00--16:20

舞台には紗がかかっている。 Leonore は序曲の所で登場し, 赤いドレスから男の服に着替えていく。 帽子をかぶり, 口紅を落す。 手にはピストルを持っている。 服を入れた鞄は舞台の下に隠す。

中央には太い柱。 これが牢獄になっている。 ロボットの基地のような感じ。 衛兵など全体の雰囲気はナチスドイツっぽい。

台詞はドイツ語で, プログラムを読むとどうやら採集

囚人達が日光浴のために出て来るシーンでは太極拳のようなことをやっていた。

《25 分休憩》 ここでホールから出ると, まるで囚人が外に出てきた気分。 紗を上げてしまっていた。

II 16:45 -- 17:35

Don Pizarro に Leonore が立ち向かうところでは, 幾ら何でも, 短剣にピストルで対向するのはないだろうと思った。

囚人が解放されたところでは急にウェディングドレスを着た花嫁とその花婿の集団になり急に明るくなる (逆に言うとそれまで暗い)。 Figaro の様にここでも舞台装置が崩壊して, 不当な監禁が終わったことを象徴しているようである。

Marzelline が舞台下の鞄を発見した。 今度は逆に赤いドレスに着替えていく。

花嫁たちは, Leonore にブーケを渡し, ベールやブーケをその足元に置いていく。

オケは序曲で管が一寸失敗。 Marzelline の水嶋さんが, 二幕 solo で一寸失敗した他は特に傷もなく良かったと思う。

一人で来ると一寸寂しい。


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