中島康晴, tenor.
ヴィンチェンツォ・スカレーラ, pfte.
第一部 (19:00 -- 19:46)
[15 分休憩]
第二部 (20:00 -- 20:45)
Encore:
朝 7:00 頃雨が降っていたので, 天気を危ぶんでいたが, 問題なく晴れ。 17:30 頃横浜駅で例の可愛いお嬢さんと待ち合わせをして出かける。 今回は遅刻もしないで時間通り
今回この recital を半ば強引に誘ったのは, 前回ガラ・コンサートで, 彼の歌声を聴いて, 彼女が大分ご執心だったから。 電車の中からかなりご機嫌♪
すみだトリフォニー・ホールは, 今回初めてであったが, pipe org. が正面中央にどでかく据えてあり, Spanish trumpet --- というのだと思った --- が水平に出ており, 回転する飾りがあった。 そのうちめーが弾くのが見れるかもしれん (笑)。 今回は 3 列目中央よりやや右。 会場に入るとすぐに fan club の受付があったのからも推察されるように, 聴衆もある程度この fan club 会員が占有していると思われる。 しかし, その割には, 第二部の時, どうやら第一部で帰っちゃったらしい空いた席が散見した。
さて, 中島康晴氏であるが, 前回も少し書いたが, 張りのある豊かな声で, ドニゼッティやプッチーニ, 或いはグノー, マスネーを歌うときの大胆さ, 又, 一寸どの曲だったかはっきり覚えていないが --- トスティ: 「可愛い口元」 ? --- の繊細さが良く出ていた。 プログラムの 「ごあいさつ」 に 「現在の中島の声に合ったレパートリーを中心にプログラミング致しました」 とある通り。
Pianist のヴィンチェンツォ・スカレーラ氏は初めて拝聴したが, ベルゴンツィ, カレーラス, リッチャレッリ, ヴァドゥヴァ, カヴァリエ, サバッテイーニ, ジョルダーニ, スコット, ファブリッチーニ等の伴奏者として活躍しているだけあって, バランスの取り方といい, ニュアンスの付け方といい, 素晴らしかった。 ゴイェスカスの 「嘆き, 又は...」 は初めて聴いたが, 極めて romantic な曲だ。 Laro の演奏した同じゴイェスカスの 「愛の言葉」 といい, ゴイェスカスもいいなぁと思い, 楽譜を買ってくる気になった --- 多分弾けないだろう (笑)。
演奏終了後, 中島氏よりもスカレーラ氏の方が, 花束やら present やら沢山もらっていた。 一体どっちの recital なのか (笑)。 しかしその割には, 演奏中は piano solo だと, 一寸態度が悪く, 咳払いなどしているのがいたのは何故であろうか ?
尚, この日の演奏は (株) ワーナーミュージック・ジャパン, ワーナークラシック・ジャパンから 2002 早春に発売される模様である。 興味のある方は時期が来たら, そちらの HP をご覧になると良い。