西奥章 piano recital

Monday, 29th Octber, 2001.
みなとみらい小ホール
19:00 -- ca. 20:40.

  1. P. Tchaikovsky (チャイコフスキ): Dumka Russian Rustic Scene (ドゥムカ 「ロシアの農村風景」) in c-moll, op. 59.
  2. A. Scriabin (スクリャービン): 24 Preludes (24 の前奏曲) op. 11 nos. 10, 11, 14, 16, and 24.
  3. A. Scriabin: 12 Etudes (12 の練習曲) op. 8 nos. 8 and 12.

(15 分休憩)

  1. M. Musorgsky (ムソルグスキ): Tableaux d'une Exposition (展覧会の絵).

Net 仲間のじゃんごろさんからお誘いを受けたので行って来た concert.

この日は夕方になって突然雨が降ってきて, 桜木町は海風が強くてとても寒かった。 ホールに行ってみるとまうも来ていた。

小ホールはこの日が初めてだったが, エレベータで五階まで登り, 更にエスカレータで登ったところにある。 因みに五階からは大ホールのすぐ外が見えるのであった。

小ホールの椅子は一寸変わっていて, 座る部分が一寸だけ slide して外側に出る。 背もたれに寄っかかると丁度いい感じだが, 他のホール (ここの大ホールを含めて) では見られない構造のため一寸戸惑う。

西奥氏は 1973 年生まれでまだ 28 歳と若い。 それが今回の recital にも良く現れていた。 このホールは残響が大きいので, pedal を多用すると音が混濁してしまう。 それが最初の Tchaikovsky の曲には非常に良く現れてしまった。

Scriabin の曲は聴いたことがないと思っていたが, op. 8 no. 12 は結構有名な曲であった。

Procofiev の所謂 「戦争ソナタ」 は初めてだったが結構楽しめた。 只, まうの話では tempo が早すぎるということであった。

第一部は 19:00 -- 19:50 で, Procofiev の前で一度引っ込んでいた。

Musorgsky は有名な曲だけに緊張したのか, ミスが何ヶ所か発見された。 まだ若いのでこれからであろうか。

全般に技巧にも優れ, 音量も充分であったのでこれからに期待が持てそうである。


Pianist 西奥章氏は癌の為に 2005 年の秋に逝去された。

Thursday, 10th November, 2005.


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