New York Symphonic Ensemble Concert

Friday, 23rd July, 2004.
東京オペラシティコンサートホール
19:00 -- 21:15


Ludwig van Beethoven (1770/12/12 -- 1828/3/26):
Triple Concerto for pfte, vn and vc in C-dur op. 56. (Allegro, Largo-attacca, Rondo alla Polacca) (1804)
Symphony No. 7 in A-dur op. 92. (Poco sostenuto-Vivace, Allegretto, Presto, Allegro con brio)

伊藤恵, pfte.
Misha Keylin (ミッシャ・ケイリン), vn
Samuel Magill (サミュエル・マギル), vc
New York Symphonic Ensemble.

高原守

presented by NTT DoCoMo.


NTT DoCoMo 主催の一種のチャリティーコンサート。 当日 16:30 から招待券と座席指定券との引換を行う。 一人当たり \500 の募金の協力を求められている。 寄付先は (財) 日本ユニセフ協会。

朝日新聞の広告で見つけて, 三重協奏曲は聴いた覚えがないし, 一寸いいかなと思って応募してみた。 今月は二つも当たって効率が良い。 (勿論書いていないけれどもはずれたのもかなりある) 今日の昼頃封筒が届いた。 これも今から楽しみである。

現在応募は締め切っているが, 詳細はこちらこちら

Saturday, 10th July, 2004.


連日暑い日が続いている。 今日も当然のように暑い。

16:30 から指定座席券との交換だというが, 幾ら何でもそんなに早くはいけないので, 適当な時間に付くように初台に向かう。 偶然に湘南新宿ラインに乗ることが出来た。 結構早く着くものである。 京王新線の新宿駅付近も大分変わっていた。

Tickets と交換してみると, 1F 4 - 1 & 2 である。 前なのはまぁいいとしても左過ぎる (いや, 左でも後ろならまだいいのか)。 閑なので, オペラシティの中をウロウロ。 郵便局の普通貯金講座が休眠状態だと葉書が来たので, お金を下ろしてみる。

開場近くの 18:15 頃, こちらの方が人が沢山来ていて混んでいる。 電子チケットの人達の座席分布はどうなっているのかが一寸気になる。 が, 電子チケットは data が消えてしまうことへの不安が拭い去れない。

ゆうきと一緒に会場にはいる。 Soloists の配置:

  指揮  
  vc 譜めくり
vn   pfte

Soloists は各々譜面を見ながら。 特に pfte の人のは自分の譜面だけじゃなくて, スコアみたいに他の parts のも書いてあるようだった。

19:03 女性の司会の前説。 1998 年より七年目とか。

P 席には人を入れていないが, その他の席はほぼ満杯。 右隣は更にその隣のおじさんの荷物置きになっている。

Vn は 3 プルト。 伊藤さんは白いドレス。 背中の右の肩甲骨当たりに大きめのほくろが目立つ。

プログラムは全国 13 箇所の各々違う演目などが纏められて一冊になっており, 曲の解説が後ろに纏められているがやや見にくい。

[Triple concerto] 19:10 -- 19:48

I 低弦から入ってくる。 最初はあんまり Beethoven らしくないと思っていたが, 段々それらしくなって来る。 Solo は最初 vc で次に vn と入ってくる。 展開部の短調が素敵。 席の位置の関係で, pianist の手が良く見える。 伊藤さんの弾き方は大分手首が下に下がっている感じの時が多かったようである。 34 歳の時の作品だからか曲は途中で Mozart のようなところや, ピアコン #3 のような所も出て来る。 Pfte と木管が掛け合いをしている裏 (表?) で vn と vc 同士が solo で掛け合い, 等というような部分や, トリオソナタのような部分などが出て来て中々面白い。 Beethoven にありがちな突然の展開で唐突にコーダにはいってまるで別の曲のようになったかと思ううちに終了。 ここで拍手起る。 全般に客のマナーはあまりよくない。 (--19:28)

II 1st vn 2nd プルトのブロンドの女性の足が sexy だなぁと思わず見てしまう。 Vc の solo が美しい。 次いで pfte の solo. そして三重奏 + 管。 この辺りが素敵。 相変わらず展開が強引。

III (19:35 ?--) ここでもコーダへの展開が強引な気がする。

《休憩 20 分》

ワインサービスで白ワイン (Woodbridge 2002) を飲む。 若いワインである。
20:05 ロビーにベル登場。 ここの開演ベルは手動だとゆうきにさっき聞いたので, 一寸見ておく。

この休憩中に隣のおじさんいなくなり, 二つ空席になる。

[Sym. #7] 20:10--20:43

I 20:12-- 第二主題が軽やか。 Hr が一寸失敗。 全体的にはそつなく纏まっているという印象。 (--20:25) 拍手

II ノン・レガートのでだし。 レガートとの対比が際立っている。 (--20:34)

III ここの Hr は上手い。 良く controle されている。 (--20:43)

IV ティンパニもっと強くても良いのでは? 走り気味? やや早めのテンポで歯切れがいい。 拍手やや早め。

[アンコール]

(1) Pablo Casals (1876/12/29--1973/10/22): El cant dels ocells (鳥の歌, 1971)
Samuel Magill, vc.

(2) Clément Philibert Léo Celibes (ドリーブ, 1833/2/21--1891/1/16): opera Lakmé (ラクメ、 1883) から 「花のデュエット」
Kenneth De Cario, John Sheppard, trump.
元のオペラ・コミックは19 c. 英国統治下のインドを舞台に繰り広げられるバラモン僧の娘ラクメと, イギリス士官ジェラルドとの悲恋物語だそうである。 E. ゴンディネと P. ジルのフランス語台本による。 花のデュエットの原曲は, ラクメとその召使マリカによって次のように歌われる。 「清々しい朝, ジャスミンと薔薇の花咲くアーチの下, さざめく波の中をゆっくりと漕いで下りましょう」。  夢見るような甘い曲である。 曲の終わりに banda で舞台裏で soli が演奏したのは, opera の雰囲気をそのまま出している所為かもしれない。

(3) Edward William Elgar (1857/6/2--1934/2/23): Pomp and Circumstance (威風堂々) No. 1 in D-dur, op. 39, 1901.
一寸速すぎるかな?
拍手が早すぎ。 幾ら何でも最終音に達する前に拍手を始めちゃいけない。

オペラシティで 「ヴィジュアル・オルガンコンサート」 というのをやっているらしい。 開場 11:30 だ。 #13 は 7/28 でこれは行けない。 次が 8/27 (金) で, 日付的には大丈夫。 八月はコンサートの予定も入っていないし。 後は体調とその日の天候でもって, 行くか行かないかを決める予定。


2004 年のコンサート鑑賞記録の目次
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