I Capuleti e i Montecchi (カプレーティ家とモンテッキ家)

Saturday, 10th November, 2007.
日生劇場
14:00 -- 16:35

Vincenzo Bellini (ヴィンチェンツォ・ベッリーニ):
I Capuleti e i Montecchi (カプレーティ家とモンテッキ家)

Libretto (台本): Felice Romani (フェリーチェ・ロマーニ)

Capellio (カペッリオ): 長谷川顯 (あきら), bass.
Guilietta (ジュリエッタ): 砂川涼子, soprano.
Romeo (ロメオ): 林美智子, mezzo-soprano.
Tebaldo (テバルド): 小原啓楼 (けいろう), tenor.
Lorenzo (ロレンツォ): 黒田博, bass.

合唱: C. ヴィレッジシンガーズ

Orchestra: 新日本フィルハーモニー交響楽団


雨が降っていたので, 傘を差して出かける。

有楽町に着いて, 先ず昼御飯を食べる。 今日はスパゲティ。 ホール担当者が 「若色」 という珍しい苗字なので, 妻と話題にする。

チケットは事前に HP で予約したものなので, 先ず売り場に行ってチケットを貰う。

I 14:00--15:20

最初に映画で, Shakespeare で言えば前半に当たる部分を映写している。 唯, 字幕が下の方に出てとても見難い。 まぁ内容は知っているのだが, screen 上に出てくるイタリア語が古い字体で書いてある上に, イタリア語は分らないので, 日本語で読みたくなるのだった。 下の方だと前の人の頭で読み難いのであった。

始まって程なく気付いたのだが, 珍しくprompter box がなかった。 Prompter を使わなかったのであろうか。

ジュリエッタのカヴァティーナは非常に素晴らしかった。 伴奏の harp も hrn も (ここでは) 良かった。

Hrn は一幕の後の部分で一回失敗していた。 まぁ一回だけだから仕方ないかも。

あとでここのゲネプロの写真 (特にこれ) を見てもらうと分るが, ロメオ役の林美智子がやたら目をむいて歌うのでそれがとても気になった。 (他の人もそうだったようで, ロビーで同じことを言っている人がいた) 尤も opera glasses とか使わないとそこまでは見えなかったかもしれない。 我々は前から四列目で見ていたから余計気になったのかもしれない。

Shakespeare のものと違って, ジュリエットがやたら消極的で足を引っ張っている気がした。 この辺も設定の違いかもしれない。

舞台セットの関係で客席の右側からの方が見易い気がした。

バルコニーがやたら動いているし, 舞台 set を動かしながら物語が進行し, 歌も歌っているのが一寸気になるか。

《20 分休憩》
休憩中に program を買う。 \800. 楽譜が載っているのが分ったので購入した。

II. 15:40--16:30

二幕への序曲の部分でも映画が流される。

一回見た筈なのだが五年も前だと覚えていない。 最後の 「悪いのはあなただ」 という台詞は覚えていた。

最後にテバルドが 「争いはもう沢山だ」 というように, 戦いを始めた両家の間に割って入るところがある意味現代的でとても良かった。

最後にアンケートにを書いて出て行くのだが, 妻の話によるとアンケート回収箱は二階のどこかにあったようで, 気づかずに通り過ぎてしまった。 一階に下りてきてからアンケートを書いている人もいたのに, 回収箱が出口近くにないのでは出しようがない。 僕は面倒なので書いたけれどそのまま持って出てしまった。 アンケートをやるのならこの辺は少し改良した方がいい。

帰りは饂飩と親子丼のセットを食べてから電車に乗った。


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