森麻季ソプラノリサイタル

Sunday, 24th September, 2006.
緑公会堂
14:00--15:48


森麻季ソプラノリサイタル

W. A. Mozart:
モテット 「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」 Exsultate, jubilate KV. 158a (165), 1773.

幻想曲 in d-moll KV. 385g (397), 1782 (未完?) (pfte 独奏)

“全ての国よ, 主を褒め称えよ” 証聖者の盛儀晩課 Vesperae solennes de Confessore in C-dur, KV. 339, 1780.

“我ら主をたたえ” (第二曲 gloria より)
“精霊によって聖母マリアより肉体を受け” (第三曲 credo より)
KV. 417a (427) ミサ (Nr. 16) in c-moll 「大ミサ」 (未完) KV. 417a (427), 1783.

《休憩 20 分》

セルヴィッラのアリア, オペラ・セリア 「皇帝ティートの慈悲」 La clemenza di Tito, KV.621, 1791.

“やっとその時が来た〜早く来て, 愛しい人よ” (Susanna), 四幕のオペラ・ブッファ 「フィガロの結婚」 Le nozze di Figaro KV. 492, 1786 より

No. 17: アリア 「ああ, 私にはわかる, 消え失せてしまったことが」 Arie - Ach, ich fühl’s, es ist verschwunden (Pamina) ジングシュピール 「魔笛」 Die Zauberflöte 1791 K.620 より

フランス歌曲 「きれいなフランソワーズ」 によるピアノのための 12 の変奏曲 in Es-dur KV. 353, 1781 (pfte 独奏)

“あの人を愛そう, 心変わりはしない”
“大気は澄み” (アミンタ)
祝典劇 「羊飼いの王」 Il re pastore KV. 208, 1775.

森麻季 (Wednesday, 19th August, 1970-), Soprano.
山岸茂人, pfte.


前回よりも来るのに 11 分遅れる。 もう既に長蛇の列。 噂によると既に十時から並んでいたらしい。 そんなには並んでいられない。 こういうときは全席指定にしたほうがいいんじゃないかと思う。 晴れ。

平均年齢は高そう。

緑色のドレス, 左肩を出している。 髪は up.

「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」 (-14:16)

三曲? pfte は軽やか。 ホールトーンがなく dead なのが大変惜しい。 Lat. なので, 有名な 「ハレルヤ」 はともかく, 後は歌詞分からず。 字幕もないし, 一寸詰まらない。 ありがちだが, 最初の方は大丈夫かと思ったが, 段々調子が出てくる。

幻想曲 (14:17--23) ピアノの音やや固め。 Beethoven のテンペストに似ている気がする。
聴かせるには大変難しい曲。

“全ての国よ, 主を褒め称えよ” (14:24--27) 白いドレスで登場。

“我ら主をたたえ” (-14:32)
“精霊によって聖母マリアより肉体を受け” (14:33--40)

何れも Lat. なので余り歌詞は分からず。 分かったのは ex Maria だけ。

前半は宗教曲に偏っていて, 難しかったかも。

セルヴィッラのアリア (15:01--04) 大人しめのドレスに。 髪を下ろしている。

“やっとその時が来た〜早く来て, 愛しい人よ” (15:04--08) イタリア語も今一つ分からない。

Arie - Ach, ich fühl’s, es ist verschwunden (--15:12) ドイツ語の方が良く分かる。 やはり言葉が分かる方が楽しめる。 他のも歌詞カードを作ってくれると良かったのにと思う。

12 の変奏曲 (15:13--22) 常識通り主題と 12 の変奏, 最後に主題を反復する。

“あの人を愛そう, 心変わりはしない” (15:22--29)) 再びイタリア語で余り歌詞の意味は分からない。 マーメイド・シェープの白と黒の衣装。

“大気は澄み” (15:29--35) 流石に軽やかに歌う。

15:37 挨拶。 続いて

Giacomo Antonio Domenico Michele Secondo Maria Puccini: La Bohème からムゼッタのアリア (--40)

北原白秋作詞, 山田耕筰作曲 「からたちの花」 (15:41--44)

 G. Puccini: O mio babbino caro (Opera “Gianni Schicchi”: Aria di Lauretta) (15:45--47)

ここで客電をつければいいのに, ちっともつけないから, 観客一同, いつ退出して良いものやら判然とせず。 手際の悪さが目立った。

森麻季さん, この値段で, こんなホールでコンサートをやってくれてどうもありがとうございました。


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